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コンクリートインダストリー塗装事業部はバイク塗装専門店です。

コンセプトタンクのさび取り方法 徹底解説!

タンク内の「錆取り」「コーティング」始めました。
塗装依頼のついでにタンク内の錆取りを依頼されることが多く、錆取りのみの依頼も多くあったため、上記サービスを始めました。
工賃の
クレジットカード払いもOK!
タンクの「大きさ」「錆の程度」にもよりますが、
¥7,500円〜(税別)です。
詳しくはお問い合わせください。

タンク内をのぞいてみると茶色い錆が発生していることは良くあります。
そのまま使用すると、キャブレターに錆が回り、オーバーフローを起こしたりして全くいいことがありません。

ここではタンク内部の仕組みも写真でわかりやすく説明しながらどのようにしたら、キレイに錆が取れるか徹底解説しています。


サビを取りたいタンクの中身を乾かします。今回のドナーはゼファー750です。

ガソリンの抜き方はまず燃料コックに耐ガソリンのホースを取りつけコックを回し携行缶に移します。

完全には抜けませんので、燃料センサーやコックなど付属品をすべてはがしぼろ布を燃料センサーの穴に入れてタンクを傾け吸い込ませるようにします。
※燃料センサーがなければ、給油口から!

吸い込ませる方法で抜き取っても完全には抜けませんので、丸一日ほど天日干しします。

以上の作業は必ず換気のいいところで行ってください。

























タンクに栓をします。

タンク内はのぞくとこんな感じです。それにしてもひどいサビです。

タンクの穴は基本的に給油口、燃料コック、燃料センサーの3っつ位ですが給油口以外はすべてゴム栓やプラスチック片などでふさぎましょう。


















ゴム板を適当な長さに切って入れ込みます。

ねじ穴はもともと付いていたねじでもOK!
ゴム栓は東急ハンズにも売っていますが、塞がれば何でもOK!
















タンク内に水を容量の1/3から1/2くらい入れます。

中性洗剤を用意します。もちろん台所用洗剤の安物で十分すぎます。















洗剤を入れてゴム栓でふたをしてタンクをひたすら振ります。

洗剤の量はビューっと出して3秒くらいの量でOK!決まった量はないのでお好みで!

栓をして振るのですが、中の油分を取るのが目的です。まんべんなく洗剤液が回るように振ります

















栓を取り洗剤液を抜きます。

右の写真茶色い点々が錆です。洗い流せるサビを取るのも中を洗う目的です。























ゴミ、油分が出なくなるまで繰り返します。

燃料センサーの穴から抜くのもOKです。
ゴミをきれいに取るのは難しいですが、油分はホントに綺麗に取りましょう。
錆取りの出来を左右しますし、再利用もしやすくなります。

















タンクの中身を見てみましょう。

錆取りと言っても中身の構造、仕組みを知らなければ、やっても意味がないことがあります。
このタンクはドナーですので、タンクの中身を見てみましょう!
















タンクの中身はこんな感じです。

中身を初めてみる人も多いと思います。
給油口から見るよりも遥かにひどいサビです。
















ガソリンの漏れでどうしても直せない個所とは?

錆穴によるガソリン漏れの補修はこちらでも紹介しましたが、開いてしまったらどうしても直せない個所があります。
それは写真に写っている細いパイプです。これはガソリンの給油の際に入れすぎてしまったときにキャップのふちに穴があいてますよね!その穴こそこのパイプなのです
入れすぎたガソリンはこのパイプを通りタンクの下面のパイプから出てきます。



















白っぽいコーティング層がところどころに見えます。

おそらく前の持ち主が薬剤などを使ってコーティングしたのでしょうが、これではまったくコーティングできていません。はがしてみると錆の上から膜を張ったのがよくわかります。

そもそもコーティングと言うのは錆の上からするものではありません。
簡単に説明しますと錆を取りその表面に錆防止の成分が染み込むような感じですので、
そもそものスタートが間違っていますので、皆さんもお間違えないように!




















錆取り剤を用意します。

タンククリーナーの花咲かGです。
10倍か20倍に薄める使い方がありますが、今回は20倍に薄めました。
お湯を使うと効果的です。
薄めた液のうち、1〜2リットルは最後のコーティングに使いますので、ペットボトルなどに取っておきます。

穴をふさぎタンクに注ぎます。※ビフォーアフターがわかりやすいように中間までしか入れません。





















時間をかけて錆を溶かします。

上の写真に比べるとかなり黒ずんでいるのがわかります。

ひどいサビは5日ほど置いた方がいいでしょう。

夏の日など厚い日に外に穴をふさいだタンクを置いてると中の圧力が高まってふたが吹っ飛びますので、ご注意ください。

錆取り液を流す箱を用意します。

写真左、箱のサイドにタンクを傷つけないようにゴムが貼っております。

上にタンクを置いたら、錆取り剤を抜きます。を抜きます。

















水道水で貼りついた錆の塊などを洗い流します。

写真左、塩害のようにかなりひどいサビもしっかりとれています。

水道ホースを使って中のゴミを洗い流しましょう。(タンクキャップから)
※高圧洗浄機があればより効果的!


















水道水の水気を吸い取ってからコーティングします。

タオルの切れ端などを穴に入れて水気を一か所に集めて吸い取ります。

その後薄めた錆取り剤の残りを入れてコーティングします。(リンスとも言います。)

















錆取り剤を抜き取り、天日で乾かしたら錆取り完了です。

錆取り剤を抜いた後は水洗いはしません!
上と同じように吸い込ませたら、日の当る場所で日中に乾燥させます。
















耐久性も抜群です。

一か月ほど屋根のある、屋外に放置した後の写真です。
しっかりとコーティングされているので、湿気くらいでは再度、錆が広がることはありません。

錆がひどい場合は表面の変色、ザラツキは避けられませんが、錆に対する耐久性は変わりません。




















錆取り剤の後処理、保管方法

ポリ容器に漏斗、コシ紙をセットします。

意外と原始的です。
写真右のように箱にはホースが取り付けてありますので、後はホースを漏斗に置くだけです。

※目を離すとあふれだすこともありますので、流れる量をクランプなどで挟んで調節しましょう。



















錆取りのテクニック


効率のよい錆取りテクニック!

写真のようにゴムが箱についていれば、タンクをそのままおいてもエッジを傷つける心配もありません。
さらにタンクキャップのすぐ裏は錆取り剤が届きませんが、ゴム版が付いていれば、タンクを傷つけることもなく安心して、ひっくり返せます。

万が一液漏れしても箱があるので心配いりません。


皆さん、どうでしたか?特別な工具は入りませんので、店に頼むくらいでしたら、自分でやってみてもいいと思います。


























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