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フレアパターンの塗装方法、マスキングを徹底解説!


フレアパターンとは写真のように炎を形どった模様のことを言います。
他にもフレイムス、ファイヤーパターンとも言います。


なかなか難しいと思われているフレアパターンですが、ちょっとした小道具でとても簡単にきれいな模様ができますので、みなさんもチャレンジしてみては?

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今回はハーレーのカスタムタンクです。

袋に入れられていますが、実は錆止めのオイルが漏れないためでタンクの外も中もベトベトです。



保護油を入念に脱脂します。

ぼろ布にシンナーを染み込ませ、入念に何回も隅々までふき取り、よーく脱脂します。
※金属の素地のため、洗浄用シンナーでOKです。



下地塗装のための下地処理をします。

写真上 このカスタムハーレータンクは二枚の鉄板を板金して真ん中つなぎ合わせてます。中央部分は結構な歪みがありますので、薄付けパテで修正をします。

写真下 タンク内の油は取りきれません。タンクを普通に置くと油が垂れてしまい、塗装が全くできないので、ゴム栓でふたをし、表面をきれいにカットして、油が漏れないようにします。


グレープラサフを塗装します。

普段は黒プラサフですが、グレープラサフのよいところは上に塗装する色を選ばないというところです。
※グレーは隠ぺい力が弱い塗料(オレンジなど)でも色付きが良いので、上塗りの色でプラサフの色を選びましょう。



フレアパターンのマスキングの準備をします。

いきなりキャンディーパープルの外装になりましたが、このキャンディー塗装の詳しい塗装方法はこちらの動画をご覧ください。

写真下 しっかりと乾燥させて800番ペーパーでまんべんなく研ぎます。



センターラインを引きマスキングしていきます。

写真でマスキングしている部分がシルバーになります。
センターラインの左右に同じ幅でまっすぐマスキングします。


ラインテープでフレアーパターンにマスキングしていきます。

写真のようになめらかな曲線を描きながら貼っていくのですが、実際フリーハンドでこのマスキングをするにはかなり難しいです。
ではどのようにやるのでしょう?



まずはパソコンでフレアパターンの大きさを考えて作図します。

写真下 カットしたマスキングシートを転写シートに貼り付けて剥がしていきます。


剥がしたフレアのマスキングを片面に貼り付けます。

カッティングマシンの機械的に一枚では、はみ出ますので二枚重ねて貼り付けます。
このマスキングのふちにラインテープで縁取りしますので、気泡が入ってもOKです。



マスキングを使い左右対称の位置でカットします。

右側と同じように左側も位置に気を付け慎重に貼り付けます。




フレアパターンのマスキングの間も丸いカッティングシートでつなぎます。

左右対称に気を付けて貼り付けができたら下準備はOK!



1.5ミリのラインテープを用意します。(2ミリでもOK)

ラインテープでなめらかに縁取りしていきます。
※緑のマスキングにとらわれずに【なめらか】を意識してきれいに貼っていきます。


このような感じで左右とも縁取りしましょう

かなり疲れると思いますが、気合を入れて短期間で済ませたほうがいいと思います。



マスキングを剥がします。

のり残りがある場合は手でこすって取り除いてください。





シルバーフレアを入れる部分以外をマスキングします。

これも根気のいる作業ですが、頑張りましょう!





一度、クリアを吹き、研いでから仕上げクリアをして磨けば出来上がり!!

アメリカンバイクの王道【フレアパターン】の完成です。

フレアをフリーハンドでマスキングする方もいますが、かなりの手間ですし、左右対称にするのはほぼ不可能ですが、マスキングシートを使うことで、手間も省けなめらかな曲線を引くことができます。

みなさんもチャレンジしてみては?

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