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パテの正しいつけ方 徹底解説!

ここではタンクのへこみ修正をDIY向けに多くの写真で解説していきます。
パテ付け作業は難しいと思われるかもしれませんが、手順をしっかり守れば楽しく作業ができます。



まずはパテ付けの準備をします。

パテを付ける面積よりも広めにしっかりサンディングした後はシンナーなどで脱脂しましょう。




ヘラ等を準備します。

アセトンの入った容器、ゴムヘラ、パテ混ぜヘラ、段ボール、パテを拭くぼろ布、そして青い板金用のヘラです。
パテはしっかり配合をしないとパテ痩せ、割れなど本来の性能を発揮しません。
手際よくかき混ぜます。(青い板金ようヘラで混ぜても問題ありません。)
※段ボールのカスが入らないように!




しごき付けをします。

しごきつけとはパテがより地金に密着するようにペーパーで粗くした目に入るように薄くパテ付けすることです。言ってみれば、パテによるパテのサフェーサーです。
※へこみの中心から外側に向かうようにヘラは角度を立てる感じで!
余分なパテが付いたら、乾く前に取っておきましょう


ヘラ等を洗浄します。

ヘラ等は一回使ったらすぐにアセトンで洗浄しましょう。
着なくなった服などを適当な大きさに切ってアセトンを染み込ませて、使ったヘラのパテを洗います。

数回しか使う予定のない方でしたら混ぜ板は段ボールで十分です。

使い捨てですので、新しいのを用意します




次はゴムヘラの出番です。

写真のようにヘラは寝かせ気味でパテを程よく盛っていきます。経験がものをいうところ!
一気に厚盛はせずに数回繰り返します。
余分なパテは取りましょう。




厚付けパテを研ぎましょう。

初心者の方はパテを広めに付けてへこみの周りから徐々に削っていきます。
厚付けで大体の形を整えます。

※ペーパーは80番です。



薄付けパテを付けていきます。

色が違うのでわかりやすいですが、肌色が薄付け用です。
ゴムヘラをちょうどいい感じで曲げてタンクの曲面にあうようにキレイに盛っていきます。

厚付けパテと同じように周りから円を描くようにぐるぐる回しながらキレイに曲面を出しましょう。

手で触っても違和感がなくなればパテ付けは終了です。
※ペーパーは180番です。


ゼファータンク右前方の大きなへこみも同じように!

大きなへこみはそれだけでもパテを多く使いますが、もしへこみを引き出さないでパテのみで修正をしようとするととても多くのパテが必要です。

パテは多く使わないというのが美しい板金でもありますが、実際は溶接機をもってなかったりで引き出しできない方も多くいると思います。
次項はパテのみで修復する方法をお教えします。

引き出さずにパテのみでタンクのへこみを修正する方法 徹底解説!





ゼファータンク上面右側にあるへこみが今回修正する場所です。

写真でもわかるくらいにへこんでる周りが出っ張ってます。
へこみの周りを広めに叩いて平らにします。



平らにしたらサンディングです。

ペーパー80番で周りを広めにゴシゴシサンディングします。



しごき付けをして、厚付けパテを盛っていきます。

厚付けパテを一気に厚く盛るのはNGです。数回に分けて盛りましょう。



厚付けパテで大体出たら、研ぎます。

80番でパテの周りからラインが出るようにキレイに研ぎます。

※周りから細かく円を描きながらぐるぐる渦巻状に研ぐとキレイにできます。



薄付けパテを盛ります。

キレイに盛るコツは1/3くらいに重ねるようにすれば、パテも無駄にならずにできます
180番で研ぎます。

その他小さい凹みも修正してゼファー750タンクのへこみ修正は終了です。


ZRXなど角タンクのプレスライン修正方法 徹底解説!




厚付け作業を終えたところからスタートです。




マスキングテープをプレスラインの部分に出します。

プレス部分を少し厚くしたい場合はマスキングテープを重ねます。写真は3枚重ねです

薄付けパテで慎重に綺麗にパテ盛りします。



少し固まってきたことろではがします。

なかなかはがすタイミングがつかめませんが、パテを付けるときに同時にほかの板か何かにマスキングしてそちらではがしてみて、見極めましょう。

乾いたパテを付けた側にマスキングテープを張ります。



反対側も同じようにします。

写真右のようにキレイにプレスラインが出ましたが、キレイすぎて角が立ちすぎてます

この後やさしくサンディング作業をします。



薄付けパテをして研いだら終了です。

180番で力加減に注意しながらやさしく研いで終了!

下記リンクも合わせてご覧ください。