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ラップ塗装の手順 徹底解説! スポーツスター編

オートバイ塗装でカスタムペイントと言えば、ラップペイント!

このページでは難しいと思われているラップ塗装を初心者でもわかりやすく解説!

塗装手順、ノウハウ、ワンポイントアドバイスをプロのバイク塗装屋の視点から多くの写真で徹底解説していきます。



ラップ塗装って、そもそもどんな塗装!?

そう思われる方も多いと思います。

ラップ塗装とは一番下のベースに黒など濃い色を塗装して、その上からシルバーメタリックを塗りラップ塗装の文字通り、サランラップを貼り付けて模様を付ける塗装です。

写真上は模様を付けたままの状態です。
この状態をラップ塗装といいます。

写真下はラップで模様を付けた上からさらにキャンディー塗料(色のついた半透明のクリア)で色を付けたものです。
キャンディーを上から重ねたものをキャンディーラップ塗装と言います。

一般的には写真下のように色を付けることが多いです。

注意していただきたいのは、ラップ塗料というものがあるわけではなく、塗ったらこのような模様になるわけではありません!


まずは下地作り! サフェーサーから!

ラップ塗装は模様を付けるので正直、下地のゴミ噛みなどは目立たないですが、タレは禁物です!

油断せずキレイに塗装することを心がけましょう!



下地の黒を塗装します。

左はタンクより小さなヘッドライトカバーです。

右は燃料キャップを付けたままの状態で塗装したハーレーのタンクです。

下地の色は黒でなくてもいいですが、大体の方は黒を選びます。

※下地の色はしっかり完全硬化させましょう。



ラップ塗装の準備をします。

ラップペイントは事前の準備が必須です!

シルバーは乾きが早いのでサランラップを事前にエアーブローした綺麗な新聞紙の上に塗装物を包めるくらいにカットして置いておきます。
※サランラップは安物で十分ですよ!




ラップ模様を付けます。 小面積のものでラップの手ごたえをつかみます。

いきなり大きいものからだと失敗します。まずは練習がてら小さいものから!

ラップ塗装に関してはバラ吹きのようにはじき止めのための塗装はしません。
軽く表面に載っているホコリなどをエアブローして
一気に 素早く 全体に ムラなく シルバーを塗装して すぐに サランラップをかぶせて
指先で自分のお好みの模様にします。
すぐにかぶせることで塗料もツルツル滑って模様が付けやすいです。

※この時下地の黒をしっかり乾燥させてないと黒とシルバーが混ざってグレーっぽくなり、失敗します。


模様ができたらはがします。

サランラップがスムーズに動かなくなり、乾燥してきたなーと感じたら、手際良くはがしましょう。


次はタンクのラップ塗装です。

タンクは大きいのでたった30センチほどの幅のサランラップでは一気に包めません。
このようなときはサランラップの端をぺたぺたとくっつき合わせて大きなサランラップを作ります。

※一気に塗装して一枚づつラップをしていては塗料が乾いて失敗してしまいます。



一気に包んで綺麗なラップ模様を付けます。

ラップ塗装は一発勝負です!!

気合を入れてやりましょう!
もしも失敗してしまったら、研いで黒を塗装するところからやり直しです。

黒がしっかり乾燥しているのなら表面のシルバーだけシンナーでふき取るというのもありです。


ラップ模様の段差をなくします。

ラップ模様を付けると、表面にわずかに段差ができます。それをクリアーを塗って研いで滑らかにします。





キャンディーゴールドなどの色を加えて完成です。

全面ラップ模様と言うのはちょっと、、、という方がほとんどでラインなどの柄を追加する方が多いです。



ラップ塗装の手順はいかがでしょうか?
キレイな模様が出来れば、とても楽しですし、塗装にも自信が持てます。シルバーラップは人とはかぶらないとてもかっこいい色合いだと思います。皆さんもレッツチャレンジ!!

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