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フレーク塗装&【金ラメ】ロゴ塗装方法解説! ゼファー750編

普通のメタリックでは物足りない、普通のロゴでは物足りない方は必見!
今回紹介するのは普通の1.5口径エアガンでは塗装できないフレーク塗装です。
フレークというと聞きなじみがないですが、ギラギラのラメのことです。

またエンブレム塗装の【縁取り】も紹介します。文字枠があるかどうかで見た目の印象はとても変わります。

ベースは幅広い年代からも人気のゼファー750!
サイドカバーには【ZR750】も入ります。
ワンポイントで入れれば、上品にかっこよく仕上がりますのでみなさんもぜひ!

プラサフ塗装後からスタートです。
よく脱脂して金ラメの下地になるゴールド塗装に備えます。


垂らさないようにライン、ロゴの入る部分より広めに塗装します。
塗装初心者の方にありがちなミスですが、ラインの入るところと違う場所を塗装してしまい、いざマスキング!となった時に実際のマスキング位置に色が塗られていないことがよくあります。

それを防ぐために広めに塗装します。


外します ミニ容器 大きさ比較 ミニ容器完成
フレーク塗装専用ガンの紹介です。
ラメ専用ガンは【パウダーブローガン】と言い、エアーの力でラメが吸い上げられ、出てくるというものです。
しかし容器がでかいとその分のラメを入れないとラメが出づらいため、改良します。

接着剤が付いているわけではないので、どうやって外装につけるかというと、あらかじめ外装にクリアを塗っておき表面が固まらないうちにラメを吹き付けます。

※クリアにラメを混ぜて、塗装する方法もありますが、かなり難しいです。
塗装の準備をします。
写真1.2 息を殺し、そっと持ち上げ容器に入れます。掃除が面倒なので新聞紙の上がオススメ!
写真3 クリアも同時に使うのでエアホースが2本あると便利です。
写真4 エアの圧が標準のままだと強すぎますので、レギュレターで低圧にします。


まずは段ボールで練習!
ラメ塗装にをきれいにするにはそこそこ【コツ】が必要です。
段ボールでまずは練習しましょう。

今回は【敷き詰めた感じ】と【パラパラな感じ】の中間あたりでラメを吹きます。


塗装物にも工夫が必要です。
ラメは基本的に必要な箇所以外はつけないほうがいいです。
研ぐのにも体力を使いますし、なにより時間の無駄になります。

ダンボールなどでスペースを空けてマスキングする事をお勧めします。


ラメ塗装本番です。
色見本で使うためにまずは小さいサイドカバーから塗装!

クリアを塗り、あわてないでラメを吹き付けます。
吹き付け加減は個人のお好みです。


色見本の完成です。
ブラシでとれるラメは取っておきます。
何事にも言えますが、小さいものを先に塗装しそれを色見本としてタンクなど大きいものの塗装に使います。
※この場合はラメの敷き詰め具合



次はタンクです。
全く同じ手順ですが、タンクは大きいので全体的にムラなく均一に敷き詰めれるようにしましょう。

ガンと塗装物の距離はおおよそ50cm〜80cmくあいがベスト!
※タンクもキャップ付近にラメが入らないようにふたをしてます。

金ラメ塗装の完成です。
なかなかラメともなると専用のガンも必要ですし、やる機会も少ないかもしれませんが、やっぱりラメはいいですね。ワンポイントで入れると


クリア→クリア→研ぎ→クリアの作業です。
金ラメを塗装しても表面はラメでとてもザラザラしています。
【ラメ】というのはアルミフレークに着色してあるだけですので、クリアを厚塗りしないですぐに研ぐと、【金ラメ】の金の部分が取れてしまって台無しです!!

焦らずにクリアを厚塗りして少し研ぎ、クリアをまた塗り、研いで、、、の繰り返しで表面を平滑にしましょう!※写真でもすこしザラザラなのが分かります。


ツルツルになるまで繰り返します。
結構大変ですが、【仕上がり】を左右しますので、自分の納得のいくまで繰り返します
タイガーラインの説明はサムネイルにて。
今回の【徹底解説】はラメ(フレーク)塗装&枠有エンブレム塗装がメインですので、
タイガーのマスキング手順は割愛させていただきます。

今回のタイガーマスキングで大切なことがあります。
これからの手順を説明すると

タイガーマスキング(仮線)→エンブレム(文字のみ)マスキング→エンブレムの枠のシルバー塗装→シルバーをマスキング→ベースのブラックメタリックを塗装

となり、ベースの黒まで結構、時間が空きます。いまタイガーマスキングをラインテープでしっかりやっても時間が空くと粘着力も弱り、仕上がりも悪くなるので、今マスキングするのは仮のマスキングにしておきます。



KAWASAKI マスキングシートを用意します。
ここらへんの手順は【ホンダウイング マスキング手順】と同じですので簡単に進めます。

しっかりと爪で圧着しておきましょう!
ここでポイント! マスキングの縁にホコリ等付きますので、転写シートは直前まで剥がさないで置きます。
サイドカバーも同じように
サイドカバーの中心あたりにバランスよく配置します。


シルバーを塗装します。
塗装直前に転写シートを剥がし、薄く塗り重ねて【透け】がないようにします。


シルバーの【枠】を作ります。
シルバーを塗装したのはいいけど、どうやって枠付きのエンブレムがとそうできるの?
と思うかもしれません。
・・・実はとても手間のかかる作業をするのです。
まずは【KAWASAKI】マスキングシートの枠のみを残します。

文字枠に沿ってキレイに貼っていきます。
かなり地道ですが、決して難しいわけではありません。


タイガーマスキング 本ラインです。
ココの説明も割愛させていただきます。


転写シートでホコリから守ります。
枠のマスキングをしても、ホコリ対策は怠らず!
転写シートを被せ、爪で圧着しておきます。


テールを先に塗装しておきます。
ロゴ塗装のないテールは先に塗装して時間を節約しましょう。

※ブラックメタリックなどの○○メタリックはムラになりやすい(メタリックのキラキラ感が強いところと弱いところが出ること)
のでむやみにツヤを出さず、半艶くらいで抑えましょう!

艶はクリアで出しますのでご安心を!!


特注のマスキングシートでマスキングします。
【文字そのもの】と【文字枠】の間のごくわずかな隙間を埋めるために特注のマスキングシート(文字枠より0.7mm程度小さい)を貼り付けます。
※貼り付けたら先ほどと同じ手順で転写シートの上から剥がれないように圧着します。

ベースのブラックメタリックを塗装する直前のタンク
自分の思っていた手順と全く逆だったと思う方も多いかもしれませんが、正しい塗装方法、塗装手順でやれば、失敗も少なく時間も短縮できます。


メタリックブラックを塗装!
一気に完成に近づきますがここでポイント!!

※ブラックメタリックなどの○○メタリックは【メタムラ】になりやすい(メタリックのキラキラ感が強いところと弱いところが出ること)
のでむやみにツヤを出さず、半艶くらいで抑えましょう!

艶はクリアで出しますのでご安心を!!

マスキングを丁寧に剥がしていきます。
デザインナイフなどですくい上げるように丁寧に!
糊残りがある場合は写真左下のようにマスキングテープで慎重にくっつけて剥がします。


捨てクリアを吹きます。
ラインなどの段差を滑らかにするために一度クリアを吹きます。


800番程度で水研ぎします。
いよいよ仕上げクリアーです。研ぎすぎないよう注意して、よく脱脂もしましょう。


仕上げクリア→磨きで完成です!
皆さんいかがだったでしょうか?ラメは一歩間違えば大変なことになりますが、上手く使えば【格段】にかっこよく仕上がります。

昼間撮影と夜の照明撮影です。
実際の見え方は夜撮影のほうが近いと思います。なのでYOUTUBE動画も夜の映像を使ってます。


下記リンクも合わせてご覧ください。